日本からカナダに猫を連れていくための準備 2 – 出国
日本を出るための必要な書類や検疫について、動物検疫所のサイトを確認すると狂犬病の予防注射について必ず事前に日本にある相手国大使館(外部リンク)または動物検疫機関に入国条件を確認してくださいとありました
日本から海外への犬、猫の持ち出しについて 動物検疫所で輸出検疫を受ければ、狂犬病予防注射の有無、注射してからの経過日数にかかわらず、海外へ犬(猫)を連れていくことはできます(なお、日本では毎年1回の狂犬病予防注射が義務付けられています。)。ただし、相手国によっては狂犬病予防注射を義務づけていたり、注射後の経過日数を定めていたりする場合がありますので、必ず事前に日本にある相手国大使館(外部リンク)または動物検疫機関に入国条件を確認してください。 引用: https://www.maff.go.jp/aqs/tetuzuki/qanda/dogcatqaex.html#3-0
ということでカナダ大使館に電話で問い合わせしましたところ、教えてもらったURLは存在していないわ、仕方ないので電話しながらグーグル検索して、URLを伝えたところ、案内しているのはこのURLだ スペルのミスしてるんじゃないのという一点張りで 人の話を聞いてよーって思ったんですが そのことについてメールで問い合わせたところ、自動返答できた他のURLは生きていたので、おそらくWEBサイト管理している部署の不手際で案内先のURLが無効になっているのではないかなーと思っています
問い合わせた結果ですが、詳しいことは全くわからないのでこちらを確認しろということで大使館に連絡しても詳しくは教えてくれないので、自分で調べる必要があるみたいです Bringing animals to Canada: Importing and travelling with pets
カナダで必要なもの
有効な狂犬病予防接種証明書
獣医証明書
有効な狂犬病予防接種証明書
- 英語またはフランス語で書かれている
- 認可された獣医師によって発行され、署名されている
- 動物の識別(年齢、品種、性別、色/模様、体重、該当する場合はマイクロチップ/タトゥーの番号)
- 動物が狂犬病の予防接種を受けていることを明記する
- ワクチン接種日を示す
- 認可されたワクチンの商品名とシリアル番号を記載する
- 免疫の持続期間を指定します(指定しない場合は、ワクチン接種日から1年間有効とみなされます)
- 証明書を発行した獣医師の名前と署名、および署名日が記載されている
獣医証明書
- 英語またはフランス語で書かれている
- クリニックのレターヘッドで発行される
- 認可された獣医師によって発行され、署名されている
- 動物の識別(年齢、品種、性別、色/模様、体重、該当する場合はマイクロチップ/タトゥーの番号)
- 動物が誕生以来、またはカナダへの出荷直前の少なくとも6か月間、輸出国にいたことを明記する
- 国の狂犬病の状況に関する公式文書: 獣医証明書には、カナダへの動物の輸送の直前少なくとも6か月間、原産国で狂犬病が発生していないことを示す管轄政府当局の文書も添付する必要があります。
- 管轄政府機関とは、国の動物の健康と福祉の状況を管理し、国際貿易の目的で獣医認証の責任を負う獣医機関またはその他の政府機関を指します。
- 当該文書は、原産国の管轄政府当局の職員による承認(日付、印紙、署名)が必要な管轄政府当局のレターヘッドで発行された手紙、または証明書を発行した認可獣医師による手紙(管轄政府当局による承認が必要)のいずれかとなります。
日本に帰国する場合
一応、日本に帰国することも考え、日本に輸入するには何が必要か調べてみました
狂犬病予防注射(2回以上)で 有効な予防液の種類は不活化ワクチン(inactivated / killed virus vaccine) または組換え型ワクチン(recombinant / modified vaccine)の二種類、 1回目の狂犬病予防注射が生後91日齢以降(生まれた日を0日目とする) マイクロチップの埋め込み後(同日可) 2回目の狂犬病予防注射、1回目の狂犬病予防注射から30日以上(接種日を0日目とする)の間隔をあけ、1回目の狂犬病予防注射の有効免疫期間内に打つことで日本到着前に狂犬病予防注射の有効免疫期間を過ぎる場合は、有効免疫期間内に狂犬病予防注射を追加接種している必要がある また、有効免疫期間を過ぎてから接種したものは「追加接種」とは認められず、処置をやり直すことになります
そして、2回目の狂犬病予防注射の後(同日可)に採血を行い、日本の農林水産大臣が指定する検査施設に血液(血清)を送り、狂犬病に対する抗体価を測定し、狂犬病に対する抗体価が0.5IU/ml以上でなければなりません。
かかりつけの動物病院と動物検疫所に連絡する
必要なことは大体把握できたのでかかりつけの動物病院の担当獣医師さんと動物検疫所に連絡しました。
狂犬病予防接種証明書と獣医証明書の英語版を作成した
まずは英語版の有効な狂犬病予防接種証明書と獣医証明書が存在しているかを確認したところをカナダ政府に問い合わせたところ存在しておらず、かかりつけの動物病院でも持ち合わせはなかったようです。仕方ないので、英訳したものを用意できないかとお願いしたところ必要な項目が抜けていました。そもそもこういった書類は獣医師さんの厚意で作ってもらっていたので、証明書類のフォーマットは自分で用意することにしてその内容に手書きで必要な内容をサインとハンコをしてもらうという作戦にその時の作ったエクセルは下にリンクを貼っておきます。必要であればご自由にお使いください。
動物検疫所は羽田空港支店に連絡したところ、輸出検査申請が必要ということでNACCS(ナックス)というサービスでオンライン申請ができるようでした。かなり簡単に申請で来たのでナックスで申請をしました
丁寧に必要書類についても教えていただけました。
- 輸出検査申請書 オンライン申請(NACCS)をお願いします。 https://www.maff.go.jp/aqs/tetuzuki/system/49.html 難しい場合には、輸出検査申請書を作成してください(下記よりダウンロード可能)。 http://www.maff.go.jp/aqs/animal/aq12-1.html
- 輸入検疫証明書<動物検疫所発行>(日本入国歴がある場合) 渡航先の入国条件、または、日本への再入国に必要な処置の証明書(以下、具体例)
- マイクロチップの装着日と番号を確認できる書類<開業獣医師発行>(動物IDデータ登録書類、登録葉書、マイクロチップ装着証明書、など)
- 狂犬病予防注射済証<開業獣医師発行>
- 狂犬病抗体検査証明書<検査機関発行>
- 混合ワクチンの注射証明書<開業獣医師発行>
- 輸入許可証<渡航先国政府機関発行>
- その他渡航先の国、航空会社が要求している書類 等
検査が終了するとカナダに入国する際に必要な狂犬病に関する公式書類 (official documentation regarding country rabies status)をもらえます。
狂犬病抗体価検査について
狂犬病抗体価検査はカナダに入国するだけであれば重要ではないのですが帰国する際に必須な項目でもしカナダから狂犬病抗体価検査をするとなるとアメリカの研究所に提出する必要です。しかし、カナダの郵便局カナダポストはストライキを何度も起こしており、また、国を跨いで送るとなるとかなりの時間がかかることが予想されるので日本で帰国の準備もしておくことにしました。
輸出検査は出国する空港じゃなくてもできる
色々やり取りしていくうちに、輸出検査の予約をすること書類や準備が整いいざ予約というタイミングでうれしいことを教えてもらえました。実は輸出検査は出国する空港じゃなく、別の空港でも可能ということで地元関西空港での輸出検査をすることにしました。 これにより、ただでさえ愛猫に大きなストレスがかかる、大阪から東京の新幹線での移動、東京からトロントでの移動という長距離移動の負担を大きく減らせるということがわかりすごく安心しました。 ということで出国日の1週間前を指定し、輸出検査をすることにしました。
ちなみに年末年始は空港が忙しいらしくやり取りもかなりゆっくりで引っ越しの準備で忙しい中、かなりの負担になりました。常に早くーーー早く連絡をくれーーという心の叫び、とはいいえワクチン接種の1回目2回目の待機時間もあったのでいくら叫んでも早く進みはしないのですが。
輸出検査当日
2024年12月30日 8:30についに輸出検査をしに関西空港にあるCIQ棟2階まで行きました。
ちなみに案内のメールにはご愛犬をと書かれており、んーやっぱ基本犬を連れていく人が多いんだろうなーと思いました。実際、日本語の狂犬病抗体検査証明書にも愛犬と書かれており、訂正してもらいました。気づかなかったら死んでた。
検査自体はものの30分で終わり無事、証明書類をいただきました。
出国
愛猫の負担を考え、大阪から東京に移動した日は一泊東京で泊り、次の日に飛行機という形を取りました。 新幹線のチケットも予約できる日即日に予約し、準備万端!東京に行く日はドクターイエローも見れて幸先が良い日となりました。
ホテルは動物が泊まれるホテルを事前に予約しました。リラックスしてくれるかほんとに心配でしたがリラックスしてくれていたのでほんとに安心しました。
出国日当日エアカナダの遅延により想定より出発が遅くなり、急遽臨時でペットホテルに預けることに、すぐに出発なのと長旅なのでできるだけ触らないで個室でゆっくりさせてください。とお願いしていたのですが謎に写真を撮られ、デコレーションされた写真が送られてきたときはおい!と思いましたが愛猫もまんざらでもなさそうだったのでとりあえずいいことにしておきました。
しばらく空港でぶらぶらして、シャワーを浴びたり、怒号の引っ越しの影響で15年ぶり風邪(コロナ?)になったので空港の病院に行ったりしていると、搭乗受付が開始されたので受付に行きました。 ここで怖いのがケージが問題ないかという点です。冬季は4キロ以下の動物はケージに入れられないということになっており、客室に一緒に乗る必要があるのですがここでケージのサイズが違うと乗れないというアクシデントが発生するのです
ハラハラして待っていましたが無事問題ないことが証明され、一安心
機内にも無事乗り込むことができました。さすがに音が怖かったのか頻繁に鳴いて、外に出たがっていました。やはりなれない乗り物に乗る載ったためかなりの負担をかけてしまいました。
揺れること十数時間、無事ホテルにつき、最初はおびえていましたが次の日にはけろっとしていたのでほんとに安心しました。
ホテルの窓辺で遊ぶうちの猫
ということで日本からカナダに猫を連れていく準備でした。 帰国する際にはカナダから日本に猫を連れて帰るを書こうと思います。
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